The Winning Technologies

ねじ転造盤の世界的リーダー。

導入システムの調整は、完璧な機械セッティングを保証し、平ダイスとスターターフィンガーの寿命を守るための基本的な作業です。
導入のタイミングは、ねじの品質の再現性に決定的な影響を与えます。

Ingramatic社は、様々なセッティング段階をオペレーターにガイドするソフトウェア機能を開発しました。
ブランクをダイの入口に位置決めし、タッチスクリーン・パネルから自己学習手順を起動させ、イントロデューサ・パンチのストロークの終点を設定します。調整は電子ハンドホイールを使用しても可能です。

超高精度

高い生産効率で機械を製造する場合、超高精度な機械加工が必要不可欠です。
この目標を達成するには、ねじ転造盤など高い応力がかかる機械に組み込まれる機械部品の品質を妥協することはできません。

Ingramatic社は、業界で用いられる最も革新的な技術を駆使して、あらゆる機械加工をSACMAグループ工場内で行うことを決断しました。これにより、当社製品すべての総合的品質管理が可能になります。
すべてのワークピースに対して、体系的かつ厳格な最終検査を実施してから保管することで、最適な適合性と互換性を保証します。
高強力素材の選択、最新式の熱処理、極めて高精度の平面研削、ラップ仕上げにより、Ingramatic社のねじ転造盤には迅速性と信頼性が得られるとともにランニングコストを抑えることができます。

ベース

ベースは、精度と信頼性に影響を及ぼすため、工作機械、特にねじ転造盤の性能にとって重要です。 
長年にわたる経験、非常に高機能なシミュレーションシステムを使用した研究、実験的変形解析がこのコンポーネントには不可欠です。

Ingramatic社のベースは、エレクトロ溶接鋼板製で、工作機械での加工前に熱応力が除去されています。 RP32以下のマシンでは、ベースはパーライトダクタイル鋳鉄製の一体鋳造物で、高速生産により発生する振動を最適に制振できます。
ベースは、これをサポートし、クーラントの回収タンクとして機能するプラットフォームに固定されています。 構造上の観点からは、これは非常に堅牢なシステムであり、作業環境に撒き散らすリスクのない最適な加工液の管理が可能です。
FEMソフトウェアで最適化された新しいデザインは、熱処理されたワークピースや特殊なプロファイルの回転により発生する応力に対抗するために役立ちます。 

モジュラーシステム

マシンのデザインと構造にモジュール方式コンセプトを採用することで、ユーザーには多大な利点がもたらされます。
まず第一に、お客様のニーズや要望に応じたシステムのカスタマイズが容易になります。 既存システムの改造も、よりシンプルに行えます。

この分野では非常にユニークなIngramatic社は、Sacmaと共同でモジュラーシステムコンセプトを用いて機械を製造しています。すべてのIngramatic製品の機械部品は、常に倉庫に在庫されています。
ねじ転造盤は、以下の付属品を組み込める設計となっています。
- シングル座金組付け装置
- ダブル座金組付け装置
- ポインタ
- フィーダ(スタッドボルトや特殊なヘッドレススクリュー用)

振動式フィーダ

ブランクのフィーダは、ねじ転造盤にとって非常に重要な部分であり、ほかの機械部分と完全に一体化していなければなりません。 
システムの効率は、何よりもフィーダの機能性に左右されます。フィーダは、直接配置するワークピースの流れを一定に保つ必要があります。

Ingramatic製品は、各種の供給タイプに対応できるように設計されています。
通常ねじの生産に使用される、3シリーズまでの小型ねじ転造盤には、振動式フィーダが装備されます。 特殊な部品の場合には、デジタルビジョンシステムを装備したバイブレータが必要になります。これにより、最大限のフレキシビリティで様々な複合選択が可能です。
中型のねじ転造盤の場合は、振動式フィーダと垂直式フィーダのいずれかを選択できます。
Ingramatic社の技術部門では、お客様にとって最適な製品ソリューションを決定するために、最初の設計段階で予備調査を行います。

垂直式フィーダ

生産効率をより向上させるためには、加工するワークピースのタイプに応じて特別に設計されたアッセンブルユニットをねじ転造盤に組み込む必要があります。垂直式フィーダは、強力ねじやボルト、非常に長い特殊部品、またはローディング高さのある大型ねじ転造盤に最適です。

Ingramatic社の垂直式フィーダには、以下が含まれます。
- 制御機能付き振動式ローディングホッパー:容器が過負荷にならないよう、常に正確な数量のワークピースを垂直リフト装置に供給します。
- 垂直リフト装置(羽付き):有効幅1200 mm、速度制御付き
- 回転式ローラーユニット(リニア振動式):供給ガイドにワークピースを供給する前のワークピースの選択と位置決め用
ねじ転造盤ガイドにはモータ駆動式の高さ調整装置と角度調整用のジョイントがあるため、このシステムでは正確なアライメントが実現します。

モータ駆動式ガイド

供給ガイドは、フィーダからブランクを受け取り、正確に向きや位置を合わせて、これをフィードユニット、そしてツールに送ります。
このコンポーネントタイプは、調整がしやすく、摩耗や損傷に対する耐性と安定性があることが必要です。

Ingramatic社のガイドは、優れた耐久性を保証するために、供給エリアでは特殊硬化鋼製 となっています。 
ガイドは互いに上部で接続されており、その幅広い高さ調整レンジにより、非常に長いワークピースも簡単に装填できます。 
ガイドの高さ調整はモータ駆動式で、加工対象ワークピースに対する高さ記憶機能を備えています。
モータ駆動により、振動式フィーダ付きのガイドを自動整列することも可能です。  大型マシンでは、モータ駆動式ガイドの開閉を、プリセットを使用して調整することも可能です。

インサート付き特殊ガイド

供給ガイドは、特に熱処理されたワークピースや、良好なワークピース供給を保証するために接触面を少なくしたガイド形状を使用した場合に、摩耗が課題となります。
こうしたアプリケーションタイプに対応するためには、ガイドを特殊鋼製にして、メンテナンス作業が簡単な設計にする必要があります。

この問題に対処するため、Ingramatic社では、供給に起因する摩耗に対する耐性を向上させるのに必要な硬度レベルまで硬化した、超高速スチールインサート付きの特殊ガイドを製造しています。 
このソリューションは、特に高張力ボルトやねじ、コニカルアンダーヘッド付きホイールボルトなどの特殊部品に最適です。  
ガイドを交換せずに、摩耗したインサートを迅速かつ簡単に新品と取り換えられる点が、このソリューションのもう1つの利点です。

シングル装填装置

ねじ転造を行うワークピースを装填する装置は、機械の優れた効率と生産性の達成を望む場合に、非常に重要になります。
ユーザーにとって大事な要件となるのは、この装置を簡単に調整できることであり、その際これをスライドの動きと完璧に連動させなければなりません。"

サイズ4までのIngramatic製品には、シングル装填システムが使用されています。これは、軽量で比較的短いワークピース向けの非常にシンプルかつ効率的な装置です。 メインスピンドルによって駆動されるメカニズムがプッシャースライドを動かします。
システムには空圧ピストンが装備されており、ワークピースの装填が正しくない場合に損傷を防止するため、運転時にプッシャーを逆方向へ動かすことが可能です。
ストッププレートが、ガイドから下降してきたブランクを分けます。これにより、プッシャーでブランクをダイスの間に挿入する前に、確実にブランクを正しい位置に合わせることができ、同時に2つのブランクが装填されることを防止します。

ダブル装填装置

大型のワークピース向けの装填システムには、高速でも一貫性のある製品品質を保証するために特殊な手法が必要とされます。
幅広い品目のねじ転造を行うには、多用途で効率的な装填システムが必要です。

Ingramatic社では、独特なダブル装填装置を開発しました。これは、3つの別個の段階(分離、運搬、装填)においてワークピースをガイドからダイスへ運びます。
各段階には特別な部品が必要です。
- セパレータは、1回装填するごとに必ずワークピースを1つだけ通過させることができます。
- コンベヤは、ワークピースを加工エリアに移動させ、可動ダイスと反対の位置に置きます。
- 装填パンチは、スライドの前に数秒間作動し、ワークピースをダイスに対して正確な角度に置きます。
ダブル装填装置は、サイズ5以上のIngramatic製ねじ転造盤で用意されています。

スターターフィンガーストロークの自己学習調整

導入システムの調整は、完璧な機械セッティングを保証し、平ダイスとスターターフィンガーの寿命を守るための基本的な作業です。
導入のタイミングは、ねじの品質の再現性に決定的な影響を与えます。

Ingramatic社は、様々なセッティング段階をオペレーターにガイドするソフトウェア機能を開発しました。
ブランクをダイの入口に位置決めし、タッチスクリーン・パネルから自己学習手順を起動させ、イントロデューサ・パンチのストロークの終点を設定します。調整は電子ハンドホイールを使用しても可能です。

固定ダイスホルダブロック

固定ダイスホルダブロックの安定性は、製造したワークピースの寸法公差への適合性を確保するために不可欠です。
この重要なコンポーネントは、ツールのセットアップに必要な調整を高い再現性をもって行う必要があります。

Ingramatic社では、中型マシンにダイスホルダブロックのダブル油圧クランプ装置(垂直および水平の両方)を採用しました。これにより、正確なクランプ力が得られ、非常に簡単かつ実用的に使用できます。
ダイスホルダブロックは、以下の調整ができます。
- 高さ調整:下部支持面のジブを使用
- 背面の支持面の距離および角度調整:オペレータ側にある4つの目盛付き調整ねじを使用                                                                                                                   
ダイスホルダブロック締め付けエリアのベースは、補強リブで強化されており、必要な剛性が保証されます。

油圧ガイド付きスライド

自動車セクターや産業全般において、ねじ切りの精度およびコンポーネントの耐疲労性を向上させるために、焼き入れや焼き戻しを行ってからねじ切りするねじやファスナの需要が高まっています。
このプロセスには高い応力が伴うため、特別に設計された加工機械と特別なオプションを使用する必要があります。  

Ingramatic社では、サイズ5以上のマシンには耐荷力が大きく、著しいダンピングが可能な油圧ガイドシステムを採用しています。 
加圧された潤滑油は、分配装置を経由して、ベースに固定されている特殊なブロンズガイドへ送られます。 ガイドの油圧ポケットにより油の層が形成され、作業負荷を均等に分配し、ワークピースがダイス間に挿入されたときに発生するあらゆる衝撃を吸収します。 
高強力軽合金製のスライドの供給エリアと可動ダイスハウジングは硬化鋼板製となっており、交換するコンポーネントの重量を低減して高速生産を実現します。
ガイド潤滑油は冷却とフィルタ処理後、クローズ回路内を再循環します。これにより、クーラントが汚染されることはなく、ランニングコストの面で大きなメリットがあります。 

電子式フライホイール

ねじ転造盤の運転中は、装填ユニットの作動と適切なねじ転造を常にチェックできると便利です。
オペレータは、使いやすく、最も安全な環境で作業でき、ツールや機械のあらゆる損傷の可能性を排除できる装置を必要としています。

Ingramatic社は、さまざまな操作を簡単に実施できる電子式フライホイールをねじ転造盤に装備しました。
- ブレーキ・クラッチユニットに不必要に負荷をかけることなく、非常に低速でスライドのマニュアル移動ができます。
- ワークピースを半回転させ、その後逆回転することにより、非常に簡単に加工状況をチェックできます。 
- 制御された速度で装填の目視点検ができ、ワークピースが所定の位置に達するまで小刻みな移動や、逆回転が可能です。 
- 減速してワークピースのねじ転造を行うことにより、連続生産を開始する前に、運転サイクル全体を確認できます。 

SC-MATIC - モータ駆動

工業生産のバッチが減少していることを考慮すると、装置を交換する回数は大幅に増えています。 それにより、オペレータはマシンの準備中にますます大量のデータを極めて迅速に処理しなければなりません。

Ingramatic製品に装備されたタッチスクリーン制御パネルにより、マシンとその付属機器を簡単かつ直観的に制御できます。システムは、生産、予防および定期メンテナンス、さらにねじ転造盤運転状況の継続的な診断に関する情報を提供します。
- SC-MATICシステムは、多数の製品コードを記憶できます。 このシステムにはデータ転送用のイーサネットポートと、オンラインカスタマサポートを有効にするためのモデムが装備されています。
- SC-MATICソフトウェアは、SACMA社がWindows-CEオペレーティングシステムを使用して、Siemens製プラットフォーム上で開発したものです。これにより、ねじ転造盤をよりシンプルかつ汎用的に使用できるようになります。 

応力制御

高品質な生産を実現するためには、最新式のねじ転造盤において制御システムが果たす役割は非常に重要です。
ねじ転造盤のツールや可動部分を保護するだけでなく、歪みと応力をモニタすることも、生産するワークピースの寸法適合性をチェックするための、効果的間接的な方法です。

ねじ転造応力を制御するためにSacma社で開発されたSC600装置は、すべてのIngramatic製品にも装備されています。
システムには応力センサを取り付けられるポイントが多数あり、マシン制御パネルに組み込まれたディスプレイに結果が表示されます。制御システムは、絶対(事前キャリブレーションされたセンサ)または相対 (運転中に自己キャリブレーション)のいずれかです。
お客様の要望に応じて、別の応力制御システムを取り付けるために各マシンを準備することも可能です。
検出した応力信号は、不良ワークピースの排出装置をアクティブにするためにも使用できます。

ワークピース排出装置付き排出ガイド

より正確かつ無欠陥のワークピースに対する業界のニーズに応えるため、ワークピースを最終調整するための機械が開発され、高品質のワークピースを生産して、不良ワークピースを排除できる生産システムが提供されています。
また、ワークピースが機械部品や、ワークピース同士でぶつかることによる損傷を出来る限り減らすためには、正確な動作も重要です。

Ingramatic社は、ワークピース排出装置と組み合わせたねじ転造ワークピースの排出ガイド(特許取得)を考案・開発しました。
応力制御システムにより不良が検知された場合、排出フラップが作動して、ねじ山に欠陥のあるワークピースが分離されます。
ツール出口では、合格したワークピースが排出ガイドへ運ばれます。ここでは、コンベヤスライドと容器内にあるすでに加工済みのワークピースとの衝撃が大幅に削減されるよう、減速されます。

電動ダイマッチ

部品のねじ品質を確保するための最も重要なセットアップ作業のひとつが、ダイマッチ調整です。この作業は、ブランクの半回転後のねじの品質を判断できる専門家が行わなければなりません。
ねじ転造盤では、ダイス合わせは偏心機械システムまたはモーター駆動システムによって調整され、スライドの開始位置を変えることで、移動ダイスと固定ダイス間のねじ山形状を一致させます。

Ingramatic社は、オプションとしてダイス合わせの電動化用M-Groupを提供しています。
ダイス合わせは、機械の他の調整と同様に、高精度ボールねじとサーボモーターを組み合わせたギアモーターにより、タッチスクリーンパネルで機械のヘッドを動かして行うことができます。電子ハンドホイール、ギアモーター、アブソリュートリニアトランスデューサーにより、ヘッドとスライドの位置決めを行い、レンチを使用せずに金型の調整を行うことができます。

人間工学と安全性

最新の工作機械は、オペレータの最適な作業環境を保証し、オペレータの安全や環境保護に配慮した設計となっていなければなりません。
ねじ転造盤のキャビンが、防音(騒音レベル80dB以下)とオペレータが可動部分と接触するのを防止するために役立ちます。

Ingramatic社のねじ転造盤キャビンのソリューションは、以下をサポートします。
- オペレータ: 幅広い階段とプラットフォーム、回転サポートに取り付けられた優れた設計の制御パネル、アクセスしやすいハッチ、加工エリアの効率的な照明により
- メンテナンス作業者:機械部品やサービスシステムへアクセスするための取外しが簡単なパネルにより
機械ベースに固定されているプラットフォームには加工液も入っており、漏出事故や作業環境への漏洩を防ぎます。

座金組付け装置

あらかじめ座金を組み付けたねじの業界ニーズが高まっているため、機械メーカーは特殊な自動組付け装置を提供するようになりました。
この装置は、ねじ切り前のブランクに1個または2個の座金を挿入し、ねじと座金を一体化します。

Ingramatic社では、マシンにコンパクトで非常にフレキシブルな1個または2個の座金組付けユニットを組み込んでいます。
この装置は、ねじ転造盤の信頼性と生産性を損なうことなく、各種タイプの座金(平、面取、テーパー、波、歯付き、割りなど)をさまざまな径や長さのブランクと組み付けるのに使用できます。
SC-MATICソフトウェアにより、PLCで座金組付けユニットを制御でき、簡単かつ直観的に操作できます。センサ制御システムが、ねじ転造盤に送られたすべてのねじに座金があることを確認し、座金がないものは循環ラインに戻します。
高速で生産する小ねじの場合は、遠心力の影響を抑えるためにねじヘッドにカム操作レバーが圧力をかける特殊なユニットが使用されます。

座金/ブランク組付け装置

自動生産システムの評価は、たとえばオペレータの介入なしで運転できる時間の長さといった運転の自律性で判断されます。
このようにして、システム収益性の前提条件となる、高い生産効率を達成することができます。

Ingramatic社のねじ転造盤には、ポーターを装備できます。これは、各供給バイブレータに座金やブランクを自動的に充填するための組付け装置です。
ポーターは、振動式ホッパーと柱(固定)と受け皿(可動式)付きのリフト装置から成ります。 ホッパーが受け皿にワークピースを入れ、必要に応じて受け皿が上昇してワークピースをバイブレータに傾けて入れます。
組付け装置は、マシンのPLCで制御されます。PLCは、 バイブレータ内のワークピースレベルに応じて充填する許可を出し、ホッパー内にワークピースがない場合はオペレータに警告します。

タイプP ねじ転造盤

平ダイス式ねじ転造盤でのスタッドボルトやヘッドレス部品のねじ転造は、品質や生産性の面からは非常に有利です。
これを実現するためには、十分に試行された信頼性の高い供給システムが必要です。

Ingramatic社では、サイズ1から7までの全製品レンジに対してPバージョンを用意しています。ねじ転造するワークピースは、チューブによりプッシャーの反対側に配置されます。 空圧分離装置が、加工エリア内のワークピースの正確な割合を確実なものとします。
正確に位置決めされたワークピースを供給するには、2つのソリューションがあります。
1つの最適なソリューションは、ねじ転造盤を順送りヘッダーに接続することです。これは最後のステーションにあり、プレスされたワークピースが、接続チューブを介して直接ねじ転造盤に送られます。
2つめのソリューションは、ワークピース長さに応じてバイブレータまたはエレベータが使用される組付けシステムと、機械的なまたはデジタルカメラを用いた選択システムです。

ポインタ

ポインタ加工は、しばしばねじ転造と組み合わされます。
複雑で、性能の低いプレス装置を使用するのではなく、ねじ転造前に切りくず加工することで簡単かつ低コストでさまざまなタイプの先端が加工できます。

Ingramatic製ポインタスピンドルは、モータ駆動式スライドに取り付けられています。そのため、各種長さのブランクに対して、簡単に正確な場所に配置できます。 セットアップ時間を迅速化するため、この位置を記憶させることができます。
ブランクは最初に、2つのプッシャー(1つはブランクヘッドに、1つはアンダーヘッドに作動)により、先端を切りくずする位置のグリッパ間に配置されます。
切りくずはクーラントと一緒に排出され、専用容器に回収されます。ここで 液体はフィルタ処理され、再循環されます。
お客様の要望に応じて、ねじ転造前にワークピースをポインタ加工するためのポインタを機械単体として、またはねじ転造盤と組み合わせた作業ユニット(同じアッセンブルユニットを使用)としてご用意できます。

ねじ転造センター

新たなマーケットに進出するためには、フレキシブルな生産が極めて重要になっているため、マシンをお客様の要件や戦略に応じてカスタマイズする必要があります。
CAD 3Dワークステーションを用いた機械設計により、非常に迅速かつ高精度でカスタマイズソリューションを開発できるようになりました。

標準マシンをベースにして、Ingramatic社は最も複雑な要件にも対応できるソリューションを提供します。 
たとえば、1つのマシンに異なる供給システムを取り付けることで、ねじとスタッドボルトの両方の生産が可能になります。
なかには、機械停止時間を短縮して、高速で運転するために、1つの製品タイプ専用のマシンを希望するお客様もいます。このニーズに対応するため、当社ではブランクの連続自動ローディングのソリューションを提供しています。 
最大限の信頼性と耐久性を保証するために、マシンの供給部品(HSSガイド、制御センサ、排出ガイド、コンベアなど) にも十分な注意が払われています。

機械設計

ネジ転造業界の変化により、設計者や技術者は、利用可能な最先端の技術を駆使してますます複雑な製品を開発することが求められます。
新たな投資を計画している場合、特注品の生産が可能な設備の設計・開発に精通している信頼できるパートナーを頼れることが非常に重要です。

ねじ転造に関するIngramatic社の蓄積された経験やお客様との緊密な協力で実施する技術的ソリューションの調査により、Ingramatic社はこの重大な局面で理想的なパートナーとなることができ、プロジェクト開発時間の迅速化をサポートします。
当社のエンジニアチームは、非常に革新的なシミュレーションと設計ソフトウェアを使用して、お客様と共同で最良製品の工業化ソリューションを見つけます。業界のリーディングカンパニーとの連携により、Ingramatic社は効率的な「ターンキー」生産システムも提供できます。